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トップ 園長コラム 保護者の方へ 春を迎える前に整えたい3つのこと 〜生活・こころ・親の準備〜
2025.11.14

春を迎える前に整えたい3つのこと 〜生活・こころ・親の準備〜

秋の風が心地よく感じられる季節になりました。
もうすぐ、子どもたちがひとつ大きな世界へと踏み出す春がやってきます。
初めて園に通うお子さんも、進級してお兄さん・お姉さんになるお子さんも、
みんなが少しずつ新しい環境へ向かう準備を始める季節です。
今日は、そんな時期に親子でゆるやかに整えていきたい「3つの準備」についてお話しします。

① 生活のリズムを整える 〜毎日の積み重ねが自信に〜

朝起きる時間やごはんの時間を、少しずつ園の生活リズムに近づけていきましょう。
とくに0・1歳児さんは、眠る時間を安定させるだけで安心感がぐんと増します。
2歳以上のお子さんは、「自分で靴をはく」「手を洗う」などの小さな“できた!”を積み重ねていくことが自信につながります。
遊びの中で自然に身につくよう、ゆるやかに関わっていけるといいですね。

② こころの準備 〜安心できる気持ちを育てる〜

春になると、環境が少しずつ変わります。
先生やお友だち、お部屋が変わることにドキドキする子もいるでしょう。
そんな時は、「ここが清水保育園だよ」「先生が待ってるよ」と話したり、園の前をお散歩したりして、“見通し”を持たせてあげましょう。
家庭で“ごっこ遊び”をするのもおすすめです。
「おはようございます」「いただきます」などのやりとりを遊びながら楽しむうちに、自然とこころの準備が整っていきます。

③ 親の準備 〜見守る気持ちをゆるやかに〜

新しい春を前に、いちばんドキドキしているのは、実は保護者の方かもしれません。
泣いてしまう朝も、なかなかバイバイできない日もあります。
でも、それも“成長の途中”です。
この時期の子どもは、親が好きなことを好きになるものです。いろんな不安はあると思いますが、まずは親が保育園を信じて、保育士を信じ大好きになってみてください。それが、子どもが保育園に慣れる1番の近道です。
信じて見守る姿が、子どもにとって何よりの安心になります。
【子育ては人生の黄金期】
うまくいかない日も、少し立ち止まる日も、あたたかく寄り添いながら歩んでいきましょう。

~おわりに~

入園・進級の準備は、“完璧に整えること”よりも、“親子で心を整えること”。
「楽しみだね」「もうすぐだね」と話す時間こそ、最高の準備です。
当法人では、これからもお子さまとご家庭に寄り添いながら、
それぞれのペースで安心して過ごせる毎日を大切にしていきます。